仕事の帰りにふと考えていた。
人の存在とは何だろう・・・・と。
香穂は基本人間嫌いなのです。
理由は色々ありますけれど・・・・。
その中の一つとしては、自分の生業からくる事柄。
この生業はいつでも何処でも「視ている」と思われてしまう。
だから何でも解ると思われてしまう。
香穂はonとoffを分けていて、普段は普通の人なのです。
やたらと視たりしないのが流儀。
でもなかなか理解はされないので、いつも安易に頼られることが多い。
個人的にははた迷惑と思えてしまう。
勿論、節度をもっている人もいますが。
いつもまず、地に足を付けて考えてみようよ・・・・と思ってしまうのです。
香穂は変わった能力を持っているのかも知れないけれど、
別に欲しかったわけでも、特別意識を持っているわけでもない。
嫌いだとはいえ人間であることには変わりはないのですから、
一人間としての考え方もそれなりに必要であると思いますし、
真摯であるべきだとも思います。
何故、こんな事を考えてしまったかと云いますと、
昨年、10年間付き合いのあったMさんと絶縁するという事柄がありました。
沢山の事柄を調べ、考える方でした。
その話を訊くのは嫌いではなかったです。
しかし、10年という月日はその方を変えてしまったようでした。
とても横柄になり、私の意見は全て否定し、自分は特別だと云いました。
言葉は時には人を傷つけます。
私はかなりその「言葉」によって嫌な思いをしたのです。
「言葉」には「言霊」があり、チカラが存在します。
最後の数年はこのまま付き合いを続けるべきか、何度となく思い悩んで
いました。
どんな特別な能力があったとしても、人間には変わりがなく、そして
時には助け合うものなのだと思うのです。
Mさんにはそれがありませんでした。
都合が悪くなると音信不通。
こちらが都合が悪く電話に出られないと苦情。
私を道具のように扱うようになっていきました。
万事がこんな感じになっていき、人として付き合うのは無理と思うように
なっていきました。
相方といる時は気を遣わなくてもよくて、人の持つ優しさや助けを
実感していました。
そして改めてMさんの事を考えた時、絶縁するのが妥当なんだと思ったのです。
現在も未解決の部分もあり、早々に綺麗にしたいと思うところです。
人は人以上になることはなく、どんな能力があってもおごることなく、
真摯であるべきだと、そうでなければ視えてこないし、答えてはくれない。
香穂は霊能力者であるけれど、一人の人間でもある。
相談者のいつでも便利な頼れる人ではない。
プライベートもあれば、子供達の親でもある。
節度をもって相談される分には何も思わないけれど、便利な人、解決してくれる
便利な道具になるつもりはまったくないのです。
Mさんの件以外にも相談者さんや一部の友人にも同じ事が云えていて、
最近は人間嫌いが加速しそうです・・・・
人という存在は何だろう?
とふと思うことがあるのです。
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