霊視

香穂は普段は普通の?人で、視たりもしない。
しかし、周りにはそうは見えていないらしい。
第一声が「何か憑いてない?」とか、「身体的におかしいから霊の仕業?」
とか・・・・
いやね、私は普段は視ないし、感じようともしていないのですよ。
これでも普段はただの子供の親ですから。
いちいち視たりしてたら身が持ちません。
霊視が出来ると云う事に浮かれることもありませんし、どちらかというと
嫌かも・・・・なんですよ。

お仕事として請け負う分にはしっかり視させてもらっていますが、
プライベートまでこれだと正直やっていられません。
最近、こういった知人との距離を持つようになりました。
何度言っても同じ事の繰り返しにはほとほと疲れてしまったのです。
ただの普通の会話だけならいいのですが、必ず心霊的な話に流れ込む事が
苦痛になってしまったのです。

相方はこんな変な香穂を普通に見てくれるので、本当に助かります。
と同時に忠告は素直に訊いてくれるし。

霊視というものはどんなものなのか?
とふと思います。
現状の状態を視ると云うのもそうだし、過去にさかのぼるのもそう。
未来を視ていくこともまたそうなのだろう。
どのように視えるのかは能力者によって違いがあるけれど、
どれにしても視る方とすると、疲れるものです。
そのあたりを知ってもらいたいと思うのです。
どんなものが視えたとしても、それを訊いて判断するのは本人なのです。
丸投げをされても困るのです。
鑑定というのは決定権があるわけではないのです。
そして、無料奉仕が出来るほどお手軽でもないのです。
物を手に入れるにはお金を支払うように、視るというものに対して
代価が発生するのは当たり前だと思います。
よく「有料です」と云うと音沙汰なしという方がいらっしゃいます。
こういった生業だからでしょうか、簡単に無料で視てもらえると思われるのです。
そう言った考えは直して欲しいです。

香穂は全てにおいて有料です。
生業としていると云うこと、お手軽に思われるのも勘弁です。
そのあたりをご理解した上でご依頼して頂きたいと思うのです。

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