人というのは至る所に居住し、生活をしている。
一般的に考えれば、「それはごくごく当たり前」な事なのだろう。
霊的に視れば、人が住むべき土地ではないと視ても普通に人は住んでいる。
かく言う香穂も、自分の意思とは反した土地に本当に長い間住み続けてきた。
そして今はごく個人的ではありますがMという存在により現在の土地に暮らす
事になってしまった。
確かに悪い場所ではない。
どちらかというと良い土地柄だと思う。
土地の持つ歴史の重さもあり、人の信仰も感じられる、そんな土地。
しかし、ここに住み始めた時の違和感を今でも忘れられない。
何かが違うと・・・・
香穂にとってはただ「良い土地」というだけで住んではいけない
と云う事なのだろう。
もちろん、今となっては・・・・という部分でもあるけれど。
今の土地に暮らし始めて7年の月日が流れ、住んではいけない、
住み続けられないという思いが日に日に膨れあがってくるのです。
「・・・・あぁ、限界だ・・・・・」
そう心底思ってしまったのです。
いったい、何処へ行けばいいのか・・・・
そして最初に心が流浪するのです。
長い月日がかかったけれど、やっと住むべき土地を見つけました。
ほっとしたような、ようやく見つけたというような・・・・複雑な思いが
交錯するのです。
常日頃から、自分の感覚を一番信用すべきと思っていながらも
出来なかった自分がいたと云う事です。
人は何処にでも住めるけれど、住むべき場所に辿り着けて
住む事が出来る人は少ないのでしょうね。
香穂はやっと見付けたので移住計画を発動中です。
本当に長い月日がかかってしまった・・・・
コメント