今回は大阪城にひっさしぶりに行ったのでそのお話。
大阪にはかなりの回数行くのに大阪城には本当に行っていないのを
思い出して、改めて視に行こうという事になり、行ってきました。
この日もとても天気も良く、暑いくらいでした。
秀吉の痕跡を感じられたらいいなぁと思い行ってみました。 秀吉さん
この狛犬結構好きかも
家紋も入れてくれた写真
豊国神社は少し拍子抜けな気持ちでした。
何でしょうか・・・・何もないといった感じなのです。
この豊国神社は空っぽでした。
大阪城は本当に現代版って感じで、天守閣に登る気分にもなりませんでした。
金ぴかのシャチホコ・・・・
何故でしょうか、お城近くに来ても秀吉さんの意識を掴めないのです。
秀吉の意識というよりもドロドロとした、そして血生臭い感触を強く
感じていました。
この場所は人の命がたくさん散った跡地に建てた城だからだろうか・・・
他の城とは違う感触を受ける場所です。
秀吉という人柄が出ているのでしょうか・・・
さげすまれて生きてきて関白という地位に上り詰めるためにはどんな手段
を使ってでも、という腹をくくった根性が必要だったのでしょうが、
その分敵も多かったでしょうし、また恨みも買いまくったでしょう。
金に物言わせた部分もあったでしょうし、本当の意味の味方って本当に
少なかったのでしょうと思わずにはいられませんでした。
ここは一番いろんなものを視ることが出来る場所でした。
まずは秀頼への愛情。
それは淀のものも、秀吉のも感じられました。
秀吉が唯一心の底から愛したのは秀頼だったのかもしれません。
秀頼を生かして欲しいという思いが強く感じられました。
そして、淀の秀頼を生かしたいと思う気持ちと浅井の血を
残したいという気持ち、生きることに不器用な自分への悔しさ。
淀は最後まで素直になれなくて苦しかったみたいですね。
ただ、自分の意思が反映されない結果を一番望んではいなった
様ですので、ここで最愛の息子と自刃出来た事はある意味よかった
のかもしれません。
ただ、秀頼の命が絶たれるという事は豊臣の心中は穏やかではないよう
でしたが、その反面時代の流れに逆らえないことを知っている秀吉は
あきらめもあったように感じました。
秀吉という人物は本当に生き急いだ感の強い人物に視えました。
ただ、このスピードと大胆な行動力がなければここまでの地位を手に
することは出来なかったでしょう。
時代の歯車の一つだという事を秀吉は知っていたのではないかと
思うばかりでした。
この日はとても天気が良く、青空も広がり暑さを感じるほどでした。
現在の大阪城はこんなにも晴れ晴れとしているのに、時代をさかのぼり
その当時を視てしまうと本当に切ないですね・・・
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