将軍杉

プライベートで出かける事が本当になかったのですが、今回も
9月に出かけてきました。
クライアントさんでもある焼肉ハウスのオーナーから教えて頂いた
神社さんなのですが、神社の名前よりもそこに立っている杉の巨木
の方が有名なようで武速神社、その名も「将軍杉」と言われています。
将軍杉とは境内に生育するスギ(杉)の巨木の事で、
推定の樹齢は1000年以上との事。

武速神社は、須佐之男命を祭神として祀っています。
室町時代の1382年(永徳2年)及び江戸時代の1639年(寛永16年)と
1684年(貞享元年)の棟札が残されており、これらの年に社殿の再建や
修復が行われたようです。

将軍杉には伝説があります。
平安時代の797年(延暦16年)、征夷大将軍に任じられた田村麻呂は、
蝦夷征伐へ向かう途上にこの神社へ立ち寄り戦勝を祈願した。
その際に神社の境内で食事を摂り、使ったスギの箸を地面に挿した
ものが根付いて巨木に育ったものといい、この伝説から
「将軍スギ」の名で呼ばれるようになったと伝えられているそうです。

そうしてもう一つ。
あるときこの木を伐採する話が持ち上がり、樵たちが作業に取り
かかろうとしたところ、全員が身体に悪寒を感じて伐ることができなく
なったそうです。
この事態を見たきこりの頭は、神官を招いて木の霊を祀って許しを乞うたそうです。
そしてこの木の樹皮を削って煎じて樵たちに飲ませたところ、
すぐに身体は癒えたということです。
この話は遠く関東や濃尾まで広まり、1897年(明治30年)頃までは
各地からこの木の樹皮をもらいに来る人々がいたそうです。 by wiki

今回この神社さんに行くにあたって、道がちゃんと通れるのかが本当に
心配でした。
行ってみると、この神社さんまでは行けるという看板発見。
ほっとしました。               拝殿は本当に小さくて、力を感じないものでした。

               将軍杉のパワフルさがよくわかります。

拝殿の横にはブランコや滑り台がありました。
昔はこのあたりの子供がここで遊んだのでしょうかね。
その頃の拝殿は今よりも少しは力があったのかもしれません。

今は拝殿よりもこの今もなお元気なこの杉の巨木がすべてと言える
ほどのパワーを持っていました。
久しぶりにこれだけの巨木に出会いました。
伝説や伝承はどうあれ、この巨木には人を寄せ付けるパワーが
ありました。
抱きつきたいとか言うより、ただこの巨木の近くにいたいと言う
想いが強かったです。
ただ、駐車場もない小さな神社さんでしたので、申し訳なくも路駐・・
ですので長時間いる事は出来ないのが残念でした。
清々しい風が吹き、元気な巨木が揺れ、とても気持ちの良い時間を
過ごすことが出来ました。

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