熊野本宮大社

第2弾は熊野本宮大社です。
この日はずっとしとしとと雨が降っていました。
出迎えの雨にしてはちょっと強い感じでした。

熊野本宮大社は元々はこの場所にあったのではなく、
大斎原(おおゆのはら)と呼ばれている中州に鎮座していましたが、
洪水にあって十二社あった社殿のうち流出を免れた上四社が現社地へ移したものです。
熊野といえば「八咫烏」鳥居の所に八咫烏ののぼりが建てられているのですがあいにくの雨で
見られませんでした。

長く続く階段を登り切ると神門があります。

本宮の拝殿には4つの社殿があります。
今回は第1殿、第2殿が工事中でとても残念でした。
正式な参拝順序は、「第三殿」→「第二殿」→「第一殿」→「第四殿」
なのですが、誰一人としてこれに従っている方は見あたりません。

神門の下で本殿を一望しながら、「神々がここにはいない」と思ったのです。
それでもご挨拶をしようと歩き始めると「こずともよい」という声が聞こえ、
ご挨拶を止めて神気の残る場所を必死で探しました。

第4殿の隣に「満山社」という祠があり、この場所だけ神気を感じました。

ここだけが空間が違うようです。
ただ、限られたとても小さな空間です。やっとの思いでここに留まっている感じです。
気付くと雨も強くなってきたので、門まで戻り、
それまで相方とは別行動でしたので雨宿りをしながら話しをしました。

相方「どういう風に視た?」
香穂「工事中は論外だけど、神々はいないね。残っていたのは満山社の祠の所だけだったよ」
「相方はきちんと挨拶していたけど、私はしなくていいって云われて止めた。」
相方「うん。でも誰もいなかったよ。」
「ここは象徴としてはちゃんとしているけど、神々はいない・・・・隠されている感じがするよ」
香穂「そうだね・・・・龍たちも違うところを目指して飛んでいるみたいだし。」

こんな会話をしておりました。

ふと空を見上げると先ほどまでしっかり降っていた雨が小雨になったので、
このすきに駐車場へ戻り車に乗り濡れた頭などを軽く拭くと、
龍の向かう方向へ相方は車を走らせました。
本当なら本宮大社を中心に龍が動くべきですが、それが違うのはずれているからでしょうか。
それとも隠されているのか、この熊野はいったいどうなっているのでしょうか・・・・
謎は深まります。
速玉大社に行けば何かがわかるかもしれないと思い後にしました。

 

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