初生衣神社(うぶぎぬじんじゃ)

今回伺ったのが「初生衣神社」です。
ここは、遠州織物の発祥の地、織り姫を祀る神社です。
機織りの神様「天棚機媛命(アメノタナバタヒメノミコト)」をお祀りしており、
静岡県浜松市に鎮座した1155年(久寿2年)より、この地で織った織物を
伊勢神宮に奉献してきたとされています。
一度は廃止されていた奉献ですが、昭和43年からは復活し伊勢神宮へ
毎年御衣おんぞ(絹織物)を奉献しておられるそうです。

とても小さな神社さんでしたが、織殿の茅葺き屋根の修復をされ、
来年の御鎮座870年に向けて更なる修復工事にとりかかっています。
地域の方々にも愛されている神社さんなのだと思います。

社務所におみくじがあったのですが、布みくじになっていました。

                        拝殿
       本殿 伊勢の神宮が昭和48年(1973)第60回神宮司記念遷宮の撤去古材において
現在の本殿は造営されています。
末社(左側)斎宮(いつきのみや)と大己貴少彦名神社(おおなむちすくなひこなじんじゃ)

          織殿 この中に江戸末期の織機を納めています。

          旧本殿 小さい社に天棚機媛命を祀られていたようです。

             このご神木、何とも言えないあじを感じてしまいました。

今までに織物の神様の神社は行った事がなかったので、ふと目に入って立ち寄った神社
でしたが、小さい神社でも人の想いが強い神社は生きるのだなーと思いました。

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